音響効果【自然な音域】木の家の魅力

木の音のやすらぎ効果

プロ野球で使う木製バットは、重厚な打音が魅力。そして、高校野球の金属バッドは、あのかん高い快音に興奮する。 野球ファンでなくても一度は聴いたことがある音ではないでしょうか。木と金属をたたいて音を解析すると、木は金属よりも高周波を速く吸収し低周波を緩やかに残すのだそうです。
まさか、プロ野球を観戦しながらやすらぐ人はいないでしょうが、低音が残る木材の音は「自然のイメージ」に近い心地よさを感じさせてくれます。

自然な音域

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名器と呼ばれる楽器や有名な劇場、コンサートホールなど、音の響きに気を使うものや場所には無垢の木が多く用いられています。
それは、高音・中音・低音をバランスよく吸収してほどよい残響音を残すという、無垢の木ならではの特性を利用したものです。つまり、音を聴きやすく、まろやかに、自然体に演出しようとするためです。 一般の家庭でも無垢の木の内装材にすれば、その効果を十分に体験できます。 くつろいだ雰囲気での家族との会話やステレオなども心地よく聞こえ、音に対するストレスを和らげてくれます。
大切なのは、吸音と反射の自然なバランスです。 コンクリートや金属のような固い材料は音を反射しやすく、一度出た音が壁や天井にぶつかってはね返りながらいつまでも残り小さな音でも残響となって”うるさい”と感じる音になります。

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いかに優しく聴かせるか、いかに感情豊かに演出するか。 有名なコンサートホールの内装や高価な楽器には、昔から選りすぐられた無垢の木が使われてきました。 その心の琴線を震わされる優れた音響特性は、家庭の住環境でも発揮されるものです。

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